コラム1

旦那のビジネス関係で、東京の設計事務所が設計したマイホーム図面を抱えて悩んでいた奥さんが、友人である妻に相談した。「何度見ても住みたくない間取りなの」。同情した妻は図面を預かってきた。事情を聞き図面を見た。一目見て前衛的な設計でプライバシー配慮の欠けたプラン(間取り)で住みにくい設計だった。
家族構成を基に効率的な主婦動線とリビングルームを中心とした一家団欒型のプランを数案スケッチした。「これよ、これよ、私が建てたかった家は」と喜んだ奥さん。数案の間取りから、奥さんの要望の強い項目を組み合わせて基本設計をまとめた。
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コラム2

地元新聞に住宅コスト適正化に関した投稿がきっかけで、設計依頼を受けた。実家が都市計画で移転の必要に迫られていた。現地を訪問した。実家には数社の住宅会社の営業プレゼンテーション図面が山積していた。「どれも気に入らないものばかりです」。実家には両親と92才のお祖母ちゃんがいて、換地の宅地は20坪程度のため、現状の家族構成を意識しすぎの4.5帖の部屋がこせこせと並んだ、車庫のない間取りだった。
広い部屋と将来両親と同居可能の部屋も必要で、書斎も欲しい。狭隘な宅地に屋根付の車庫も要ると希望された。1週間後、8帖の部屋を基本にした書斎6帖と車庫付の4LDKのプランを提示した。依頼者曰く「こんな家をイメージしてたんですよ」。外観は瓦葺の和風を基調にしたデザインをセットした。
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